2016年 11月 20日
何のために釣るのか |
今年は10月にスケジュールが重なり、例年より遅くなった秋遠征。
予報では、雪の情報が流れ、普通なら顔を顰めるのであろうが
自分には関係ない
水が濁ろうが雪が降ろうが、「釣り」をすることが楽しみだった。
北の大地は変わらず、例年よりも遅い季節ということもあり確かに寒い。
積雪が40cmを越え、12月中旬の季節という情報に
むしろ妙にワクワクさえしてしまった。
とは言うものの、河原の石も降り積もった雪に覆われ
川の水はキンキンに冷えたビールよりも冷たい。
朝、足を通すSimms G4Zは、前日の釣行のまま車内にほっておけば凍りつき
ラインから滴る水は、ハーフフィンガーグローブのはみ出た指を容赦なく凍りつかせる
それでも毎日、水辺に浸かる
濁ろうが、冷たかろうが
しっかりその状態に合わせながら、答えを探すほうが
より楽しみも増える
当り一面全てが雪景色の中で
偏光グラスはむしろ雪目対策となり、限られた時間の中で糸を垂れる
何のために釣りをするのか
人其々考えも方向も違うかもしれないが
何のために生きるのか
そんな名代に近い話かもしれない
遡上する鮭を眺めながら
何のためにここに上がるのか
数多くの鮭がこの川を上り
数多くの鮭が途中で息を引き取り
それでもこの川に上る
明日死ぬかのように生きよ
永遠に生きるかのように学べ
ガンジーが残した言葉を思い出してみる
明日もう二度と釣りができないかのように川と楽しみ
永遠に釣りに寄り添うように学ぶ
ガンジーの言葉を借りるとこんなことだろうか
人は死ぬ為に生きる
鮭は死を覚悟して川を上る
どんなことでも、命の駆け引きには
後ろを振り向かないで臨むもの
たとえそれが魚との駆け引きでも
何でも、そうなのかもなんて思ったり
何のために何をするか
到底自分にはまだまだ悟ることは先かもしれないけれど
河原で仲間とバカ笑いしたり
自分なりに工夫したり考えたり
道半ばに見える景色も方向も様々
その道の先には、どんな道筋を通っても
答えがひとつなら
来年もまた沢山のかけがえのない思い出ができるような
釣行を楽しみに、精進したいと思う
明日死ぬかのように生きよ
永遠に生きるかのように学べ
2016 Season
感謝
今回の動画はこちら↓
by fourseasonss
| 2016-11-20 22:09
| 北の大地