2015年 12月 30日
絆 2015 |
昨年にTeam Scott Howell Japanの仲間達とプライベートな会である絆2014を開催してから、早いもので一年という月日が過ぎ、今年は、より多くの新たな釣り仲間との交流環境の実現の一環として、一般公募・メーカー出展を募り、絆2015を開催する運びとなった。
2012年 北米の親友 スコットハウエルが日本に来日することとなり、本人とも話していた「国際的な交流・親善」の場としてプロ、メーカー、一般アングラーの境を越えた「釣り」という共通の趣味を持った仲間との絆を深めて行こう、という共通・共感した理念の元、Team Scott Howell Japanを発足してから、様々なフィールドで素晴らしいアングラー、メーカーの方々に出会ってきた。
それぞれ方向性も考え方も違う中、水辺で遊ぶもの同士、向かう道の先には共通なものが存在し、共感できるものが何なのだろうと、思えば、北米でも、日本でも、仲間と前向きな方向性を語ったものだ。
絆
という語源には
2つの意味があると言う。
一つ目は
犬や馬などを立木に縛っておく為の綱
「絆し」と書いて「ほだし」と読むが
これは、相手を束縛すること、相手を囲うこと、縛ることを指すという。
これは、経済的に見れば、どの業界でも存在することではあるが
我々は、アングラーの境を持たずに、「釣り」という世界観の中で
むしろ、餌釣りでも、疑似餌釣りでも、「釣り」を嗜む全ての人々
また、それに関わる人のみではなく、自然に目を向ける全ての人々が
何を思い水辺を見つめているのか、それはきっとそれぞれの個人は
異なっていると思う。
個性を持つ各々が、個々の個性の先にある、「道」の先にあるものが
人を労わる気持ちであったり
人を敬愛する気持ちであったり
人を思いやる気持ちであったり
人として、当然とも言える純粋な気持ちであるのならば
個性を無くす必要すらないと思う。
人と人の心の奥底にある
相手を縛りたい気持ちが
未来の水辺への純粋な敬意であったり
釣り場を共有する人々との純粋な思いやる気持ちであるのなら
どんなに素晴らしいものなのか、と思う。
私は
北米・北欧、北の大地
世界の様々な釣り場で、様々な個性豊かな素晴らしい釣り人と出会った。
話していれば、個性こそ様々。時にはああだこうだと口論したり、子供のように笑ったり
時には、普段見せない自分を見せ、涙したり、いろんなことを、全ての釣り人が各々体験していることであろう。
そこから学んだことは、「釣り」ということだけではなく
人生を歩む上で、もっともっと大事なことを学んだはず。
何故釣りをするのか、何故糸を垂れるのかと言われれば
釣りが好きだからというよりも
自己の人生への「気づき」を与えてくれた釣りへの感謝のほうが何十倍、何百倍強い。
相手を縛りつけることで、統一することではなく
人の心と心を絆しで繋げ、後世にも「釣り」というものを残してあげたい
そんな気持ちが「絆」というタイトルへの思いである。
イベントでは、初めて出会う多くの素晴らしい釣り人と出会うことができた。
主催側ということもあり、なかなか全ての人と交流を深めることは難しかったが
こうして新たな人々に出会い、同じ場所でどんな一瞬でもいいから
心の絆が触れ合えた瞬間があれば、それが一つでも二つでも、もしくは全くなかったとしても、それでいい
各々が信じる道を進み、子供達、またはこれから釣りを始めるである人々へ、繋ぐ「絆し」があれば、きっとどんな形でもいいのではないか、と思う。
この会を通じて出会った人々
またこの会を支えてくれた仲間達
これから出会う素晴らしい人々
釣りだけではなく
人生の中で出会う
全ての人々への感謝と
全ての人々の人生がより心の豊かさに溢れるよう
心からお祈りして
その先ある素晴らしい夢が舞い降りてくるように
ありがとう
絆2015
最後に動画を残します
by fourseasonss
| 2015-12-30 11:54
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