2014年 12月 30日
2014年も皆様ありがとうございました |
2014年も残すところわずか
今年は「釣り」の初心を振り返る為に
フライに偏らず、様々な釣りをした
餌釣り、ルアー
様々な釣りをしながら感じたこと
そもそも
「釣り」を楽しむという娯楽、趣味の中で
私達、フライフィッシャーは偏った存在ではないのか
これが私個人的に、もやもやしていたからでもある
若い仲間に、色々なアドバイスをするときに
私はカルトのような偏った意見や、屈折した考え
はたまた近年のネット上での「吊るし上げ」行為や、派閥論
自己愛の強い屈折した考え
そんなのは、正直大嫌いだ
何故なら
「釣り」を楽しむ為に語り合うならいざしらず
人との根本を無視して、TVやゴシップ誌のように
やれこうだの あーだの語って何の意味があるのだろう
フライを初めてまもない仲間には
今のフライフィッシングシーンは
全くもって深く入り込みたくもない世界に見えてしまう
さてはて
こんな世界観を作ってしまったのは
私も含め、全てのフライを嗜む人々ではなにのであろうか?
じゃあどうすればいいんだ、という論議は割愛して
私個人としては、そんな部分を、全く違う「釣り」の側面から見てみたくて
いろんな釣りをした年でもあった
子供の頃に、初めて体験したハゼ釣りを、あえて真剣にやってみたり
ワカサギ釣りで、魚の付場を探し回ったり
フライを封印して湖でルアーを投げ倒したり
そんなことをしてみたら
なんだか「釣り」をはじめた頃の
「初心」に戻れた気がした
若い世代にフライフィッシングを語るとき
今の業界は
一昔前のIT業界のように
単純なことを、やたらと専門用語を並べて語る
釣り方に至っても同じ
結果、敷居だけを上げてしまい
「釣り」を楽しむ根本を消費者に提供できない
無論、一定の消費者に提供できたとしても
めっぽう新規の消費者に弱い
これでは衰退するのは当たり前
もう少し、しっかりと経済を学んでみてはいかがだろうか
釣りを楽しむ環境に対しても同様
源流派、本流派、海派 管理釣り場派
時間の都合で、ステージを絞るならいざしらず
自分の嗜むステージのみを美化し
他を否定する
こんなことは
全くお粗末
この状態を作ったのは、業界でもなければ、誰のせいでもない
我々、フライフィッシングを嗜むみんなの責任だと個人的には感じている
我々が見つめていかなくてはいけないこと、などと先生のような語りをするつもりも一切ない
むしろ、私が目指そうと思うもので言えば
フライフィッシングを嗜むものとして
出会う人に、少しでも楽しみを見つけてもらい
フライフィッシングは
「楽しい」と感じてもらえること
嘗て、我が師範に北の大地で、フライフィッシングの楽しさを教えてもらったように
その一日が「楽しい」と自分も人にも感じてもらえるような人格であること
源流でも、湖でも本流でもどこでも
糸を水辺に垂らすということに
どんな「楽しみ」があるのかを感じる
それ以上に大事なことなんて絶対に無
それを心に深く刻んだ一年だったと言っても過言ではない。
今年も、様々な人々に出会い
様々な自然に接することができた
その全てに心から感謝して
来年も、「楽しい」と思えることが
ひとつでも多く、自分にも、人にも訪れるように
ありがとう2014年
by fourseasonss
| 2014-12-30 23:47
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