2013年 07月 19日
Reality 現実 |
北の大地への遠征は
心から一生一緒に遊んで行きたい
地元の方々との言わば「1年に数回会える日」
として、定着してきた
無論、全ての海外釣行や普段の練習など
集大成で望む釣行であるといっても過言ではないほど
今の自分には大事な釣行でもある
流行りやスタイルにこだわることもなく
言わば「鎖につながれていない」素晴らしい大地が
日本にも存在する
むしろ営利的であり、自己的なものは
この大地では通用しない
Reality
現実と結果
そして「仲間」への深い感謝
何よりも、国境も何も存在しない
大陸特有の環境が存在する北の大地
北米に高校の時から住んでいた自分に取っても
この大地への思いは特別だったりする
むしろ、その秩序が乱れたり、荒らしたりするのであれば
容赦するつもりはないほど
守っていくべきことがここには存在する
そんなことをしなくても
広大なこの大地から
そのメッセージは誰に聞こえることもなく訴えかけてくるかと思う
全てがイコールで
笑顔が絶えない
そんな環境はもはやここにしかないのではなかろうとさえ思うほど
近年のブームの影響なのかはわからないが
とにかく漁協の存在しない
地元の方々がしっかりと守ってきた環境も
随分と変わったな、というのが最近の印象
いいのか悪いのかなど正直どうでもいい
小さなことをゴタゴタ言ったところで
小さい話は小さい話
しっかりと「地元へのマナー」
そんなことよりも
「社会人としてのマナー」くらいは守って欲しい
気持ちよく水辺の仲間へ挨拶したりそんな簡単なこと
やれ水辺を歩いたら魚が散るだの
やれこうしたら駄目だの
正直器が小さいことはどうでもよろしい
登山同様、水辺のマナーも含め
しっかりするのが自然との付き合い方であることを
みんなで守っていく義務があると個人的に思っている
そんな北の大地への釣行
地元の素晴らしい師
そして笑顔の絶えない日々を送ったのだが
例年に比べて、随分と難しかったのも事実
それでもしっかり魚達は顔を覗かせてくれ
楽しい水辺の日々はあっという間に過ぎてしまった
魚を探して、追っかけて
自然と向き合って答えが出てくる
釣れた結果なんかよりも
釣れちゃった結果なんかよりも
大事なのは
しっかりと「一釣人」として
川と向き合えたかどうか
むしろ邪念、金欲などを捨てて
魚に出会う少年の心をもてたのかのほうがずっと大事だったりする気がしてならない
魚に会いたい、自分で探したい
はたまたどうすればいいんだろうとか
情報なんかよりも、そんなことは自分で探すのも楽しみ
地元のガイドの方々などへの配慮や
地元へしっかり貢献することも大事だと思う
場所は限定されて、どうすればいいのかも限定されてくる中で
自己がどうしたいのか、何をやりたいのか
そのほうがよっぽど重要かと思っている
個人的な話で恐縮ですが
私は、嘗て、兄を病で亡くした
闘病で20代から病魔と闘う彼の前で
何度も何度も泣きたいほどに辛かったことなど
数えたらキリがないほどに
今思えば、随分と涙など捨ててきたのも事実だった
この旅も含め、どこかに出向く時に
青いアルミの筒に彼の骨を入れ
この旅でもベストの背中に彼を背負いながら
大地の自然に向き合った
骨になった彼ではあっても
自分を通じて笑顔の絶えない人々と
彼も一緒に笑っていてくれたらという思いから
よく一緒に旅をする
この旅は
彼が他界したときに行った
遍路から始まった
昨年は亡くなった妻の父とも釣行した
心に刻んだ思いは
絶対に消えない
そして心に刻んだものを裏切るものは
必ず地に落ちる
しかし、物力、欲望、金銭など
マズローの5段欲求の底辺を飾るものに溺れるものがほとんどなのも事実
無論私自身もそうだったし、今だに自己の未熟さしか見えてこないときもある
そんな時に、笑顔をくれるのも
「仲間」
人は皆、優しく、温かい
表面の笑顔だけをもらい
その暖かさに触れられないものがいるのであれば
それは本当に
かわいそうなことだと思う
人は
待、信、許
そんな古臭い言葉も近年のIT化により
随分と薄れてきたが
私のように随分とITに近い場所で仕事をするものが
何故そんなアナログなことを望むのか
そこに「釣り」の面白さがあるのかな
なんて思ったり
所詮、人なんてみんな未熟
間違ったことを起こすものもいれば
暴走するものもいる
そんな人々をも含め
「罪を憎んで人を憎まず」
私の教育の師の言葉を借りて恐縮ではあるが
人々は世界がひとつになるこの時代に
いったいどれだけくだらない争いを持つのか
それならば和を持って
輪を気付き
勝者をよりも笑者になれること
そんな出会いが個人的に好きだったりする
この旅でも
素晴らしい仲間との言葉にできないほどの
楽しい日々と
大きな発見や感動なんかがあって
更なる「釣り」の深い奥底を感じることができました
この場をお借りして
全ての仲間
そしてこれから出会う仲間達
支えてくれる全ての人々や
世界中の仲間達へ
感謝と笑顔でお礼を伝えさせてください
Thank you for all fellows in all over the world!
Tight lines and see you on water!
Good fishing!!!
a2
最後にこの釣行の動画を残します
by fourseasonss
| 2013-07-19 15:22
| 北の大地